カテゴリー
未分類

「壁のカビ取り」と防カビ方法

家やマンションなどの共用部の壁にカビが生えてしまいますとその部分の色が変化していますので気になりますよね。

今回は簡単に自分で出来るカビ取り方法をお伝えします。

1.壁にカビが生える理由

壁にカビが生える原因は大きく分けて三つあります。

1-1.温度差による結露によってカビが生える

壁にできた”結露”そのまま放置していませんか?

実はこの結露がカビの原因なのです。室内と外気の温度差が大きくなる外壁に面した壁に結露が発生します。
それにより壁紙面が濡れて、カビの生えやすい環境が完成して発生する可能性があります

壁面には、普通に生活していれば多少の汚れが付着しており、それが栄養素となってカビが成長してしまいます。
特に濡れている部分は黒カビ赤カビが発生しやすいのですが、壁紙が濡れるとクロスとクロスのつなぎ目当たりの糊が弱くなり、
カビがクロスの下地に入り込むことがあります。

一度入り込むとクロス糊を栄養として範囲を拡大していき、そのうち部屋全体・家全体と被害が拡大していきます。

そうなると、ご自身で小まめにカビを取っていれば数百円で済んだところ、
カビ取り業者に頼むことで何十万円もかかってしまうこともあります。

1-2.空気の停留にともなう湿度管理などが影響しカビが生える

部屋の構造や家具の置き方が悪いと、空気が一部停留します。
空気が停留すると換気不十分となりその部分の湿度は上昇します。
またホコリなども溜まりやすくなります。特に埃はカビの胞子が着地する場所として、最適の環境です。
そして埃をエサにカビは急速に増殖していきます。

そのため、空気が停留することで湿気ホコリが溜まると、その個所にカビが発生しやすくなります。
また家具などが無くても部屋の隅などは空気が動いていても流れが悪くなりがちです。

そのため、壁の四隅や天井と壁の境などもカビが発生する事が多いのです。

1-3.漏水によりカビが生える

漏水はたとえ室内環境を綺麗に保っていたとしても、建築物の劣化にともない起こる外装のひび割れや水道管・排水管の破裂などにより発生します。
発生すると一部空間の湿度が急上昇しカビが非常に生えやすい環境が整ってしまいます。
場合によっては壁紙表面でなく、内側から発生し、発見が遅れるなんてこともあります。カビの発生過程として一番厄介です。

常に壁が濡れている場合やボードが膨れている場合は注意が必要です。
怪しい箇所をたたいてみると固くて乾燥していれば高い音が出ますが、
濡れていたりボードが腐食していると鈍い音が鳴りますので、一つの目安となると思います。
マンションの場合は、管理組合との対応があるなど面倒ですが、保険対応になることも多い為、
発見したらなるべく早めに業者に依頼する事をおススメします。

1-4.カビが生えるメカニズム

これまで、壁にカビが生える主な原因三つを紹介しました。
①生じた結露 ②空気の停留 ③漏水
では、なぜ上記3つがあるとカビが生えやすいのか説明していきます。

カビが発生する条件
1.温度20~30℃
2.酸素がある
3.水分がある
4.栄養素がある
この4条件が揃った時にカビが急速に成長していきます。

 

 

逆に4条件のどれかを防ぐ事が出来ればカビの成長をストップする事が出来ますが人の居心地が良い温度がカビも居心地が良いですし、
酸素が無いと人間も生きていけません。そのため、コントロールできるのは、水分栄養素になります。

発生原因
結露=水分
空気の停留=埃や湿気が溜まりやすいことから水分と栄養素になります。
漏水=水道管が原因の場合は水分のみ、排水管や外壁の漏水の場合は水分と栄養素になります。

 

 

そのため、主な原因が発生した場合カビが発生しやすくなることは分かると思います。

カビが発生するメカニズムが分かればどのように対処すればいいか見えてきます。
これまで3000件以上の現場を見てきましたが、カビが発生するのは、8割以上の方が3階以下の北側の部屋になります。

結露や湿気があり、栄養素が溜まると外から入ってきたカビが成長します。
1ヶ月程度で目視可能なカビまで成長します。最初は部屋の四隅棚の裏などに発生する事が多いです。
後ほど詳しい方法はお伝えしますが、この部分に出た段階で除去すれば被害が拡大せず住むことが出来ます。

または1ヶ月に一回でいいので、目視できるカビが発生する前に除菌をすると確実な予防が出来ます。

2.壁に生えたカビをを放置するとどうなる

今までのお客様のご自宅の特徴として一部カビが生えた個所を放置してしまった結果、
1週間から2ヶ月程度で部屋全体にカビが広がってしまいます。カビが広範囲に広がってしまう前に対策が必要です。

カビは放置すると、部屋の壁全体、家全体に広がるだけでなく、家具などにも付着し発生します。
そして発生個所が壁紙の場合、徐々に奥まで進行していきます。すると最初は壁紙表面のみに発生していたカビが、
その奥のボードや断熱材の内部まで進行してしまいます。こうなってしまうと非常に厄介であり、最初は表面を除カビだけすれば対処可能だったケースでも

・壁紙
・ボード
・断熱材

など交換しなければいけない箇所が増えてしまい、費用が高額になってしまいます。

3.壁に生えたカビの取り方

ここからは壁に生えたカビをお客様の手で取るには実際どうすれば良いのか。
どこまで進行していたら業者に依頼した方が良いのか。
これについて解説していきます。

3-1.壁紙(クロス)

壁のカビ取りの依頼で最も多いのが壁紙に生えたカビです。ここで注意しなくてはならないのが、
一般的な市販のカビ取り剤の多くが壁紙には不向きな種類であるという事です。

市販のカビ取り剤の多くは
・次亜塩素酸ナトリウムと
・水酸化ナトリウム(水酸化カリウムの場合もあり)の混合溶液
が販売されています。

このうち、次亜塩素酸ナトリウムは乾けば塩化ナトリウム(食塩)になりますが、
水酸化ナトリウムは乾いても再度水に溶けることで強アルカリ性の液体へと戻ってしまいます。

強アルカリ性の薬剤は皮膚のたんぱく質を溶かす作用があり、状況によっては火傷のような症状を起こす可能性があります。
つまり市販のカビ取り剤を使用してカビを除去しても、その後の使用が難しくなってしまう可能性があります。

市販のカビ取り剤は強力です。
ゴム手袋やマスクを着用し換気を必ず行なってカビ除去しましょう。

これが個人で壁紙に生えたカビ取りが難しい大きな原因です。

よって安全の面を考慮させて頂きますと、市販のカビ取り剤をクロスに使用するのはなるべく避けた方が良いです。
どうしても使用したい場合は、カビ取り剤にてカビを除去した後に大量の水をしみこませたスポンジやタオルで何度も拭き取ってください。

また業務用・市販問わず、カビ取り剤というのは漂白作用があります。
つまり使用する濃度によってはカビを除去できたとしても、壁紙を脱色させてしまう可能性があります。
(※特に布・紙クロスに使用すると脱色するケースが多いです。)

我々も様々な壁紙に対して薬剤を使用してきましたが、
市販のカビ取り剤よりも10倍以上高い濃度の業務用カビ取り剤を使用しても脱色しない壁紙もあれば、
市販以下の濃度でも脱色してしまう壁紙もあり、壁紙への薬剤使用難しさを痛感しております。

つまり、使用する場合には、目立たないところで一度脱色具合を試してみるのが一番確実かと思います。

市販のカビ取り剤のメリットデメリット

市販のカビ取り剤のメリット
・ある程度のカビであれば除去可能
・漂白効果によって白さを取り戻せる
市販のカビ取り剤のデメリット
・薬剤の特性として安全性に欠ける
・拭き取らないとその用品が使用できなくなる可能性
・漂白効果により脱色する可能性

市販のアルコールで対応した場合は、濃度が70%以上のものを使用してください
なお、カビ取り剤とは異なり、漂白効果がありませんので黒カビなどによる着色汚れまでは落としきることができません。

純アルコール(100%)の方が効果が強そうなイメージかもしれませんが、
表面でタンパク質が凝縮し浸透しなくなってしまいますので、少し水で希釈した70~80%濃度のアルコールが最も効果が高いです。

またアルコールは薬剤の特注の一つに可燃性があります。
火元での使用は非常に危険ですので十分に注意して下さい
なおアルコールは、十分にカビを除去する前に揮発してしまうことが多々あります。

つまり、アルコールでの処置の場合は、数回にわたって行う事をおススメします。
こまめに早期対処をしないとどんどん繁殖してしまいますので、根気強く対策して下さい。

アルコール消毒のメリットデメリット

アルコール溶剤のメリット
・安全性が高い
・漂白効果が無いので色付きの壁紙にも使用可能
アルコール溶剤のデメリット
・濃度が高いので火元での使用が不可
・カビによる着色汚れを落とすことが出来ない

この様にそれぞれの薬剤にはメリットデメリットがありますが、双方ともに軽度の発生であれば十分にカビを除去する事が出来ます。
一度の処置で除去できない場合は2度ほど同じ作業を繰り返してみて下さい。

※注意事項※
重複になりますが、市販のカビ取り剤を使用した場合にはその場に薬剤を残さないように確実に拭き取るようにしましょう。
特に小さなお子様がいる家庭、室内でペットを飼われている方は要注意です。誤って舐めてからでは遅いです。十分に注意しましょう。

これで落ちない、うっすら影が残る、仮に落ちても再発する場合は壁紙の裏側までカビが生えている可能性が高いです。
ここがお客様ご自身で対処可能なカビと、業者を呼ぶべきカビのラインです。

自力でのカビ取りを何度か行なっても、再発する場合はカビ取り業者を早急に呼ぶことをおススメします。
諦めて放置してしまうと、どんどんカビが酷くなり家全体にカビが転移してしまい無駄な費用も大きくなってしまいますし、
健康被害のリスクも高くなっていきます。

業者に依頼した際は、換気などを行わず除湿のみを行い、胞子が行かないように扉を閉めておいてください。
扉を開けたまま換気をすることは家中に胞子をばらまいている状態になります。そして除湿をかけるのは2つ理由があり、
カビの成長を抑制しこれ以上酷くなるのを防ぐのと同時にカビ臭やカビ毒が出ないようにする意味もあります。

なぜ再発したり色が残ったりしているかというと、
一般的な壁紙はビニールを使用しており、通称ビニールクロスと呼ばれるものであるからです。
これらの商品は中に防水シートが入っており、表面からいくら薬剤を塗布しても内側まで染み込みにくいという状況が起こります。

よって表面から裏側へとカビが侵入した場合、通常のやり方では完璧な除去が行えず、
表からの処置で除去できなかったカビが裏側で繁殖し、より広範囲にカビの被害が広がる可能性が高いです。

また壁紙表面で発生したカビと違って壁紙裏で繁殖し表に出てきたカビというのは、
再発や拡散のスピードが段違いに早いです。さらにカビが壁紙の面側まで浸食していた場合

「壁紙を貼っていたボード」「ベニヤ」「コンクリート」にも根強くカビが発生している可能性があります。

よって壁紙の交換のみではカビの除去が完璧に行う事が出来ず、残ったカビがまた内側から浸食し、
また同じ状況を引き起こしてしまう可能性があります。つまり、カビが今後生えにくいような環境を整えようとすると

1.一度壁紙を剥がし
2.その下地に対して除カビと防カビの処理を行った後
3.新しい壁紙を貼り
4.最後にその新しいクロスに対して防カビの処理を行うこと

が重要です。こうすることで壁紙の中にカビ菌が残っていた場合、空気中にカビの胞子が拡散している場合、
どちらの場合でも再発を防止することができます。

カビは目で見えなくても、胞子を拡散している可能性もあります。
カビの臭いがする時点で徹底対策を行いましょう。

多くのリフォーム業者や壁紙業者がカビの存在を知っていても、
カビに関する知識や経験が少ないために何の処置もせずに壁紙を貼ろうとします。
その際は{カビの除去のお願い}{防カビコーティング作業のお願い}をしましょう。
仮に壁紙の裏にカビが残った状況で一時的にキレイになったとしても直ぐに再発する可能性が高いです。
最悪の場合、壁紙の裏に残ったカビがボードやベニヤ板を浸食し、貼り替えが必要になってしまう可能性があります。

そうなってしまいますと非常に高額になってしまいます。
必要以上に支払わなくて済むように、カビが裏側まで浸食してしまっている場合は壁紙の交換のみでなく、
しっかりとした除カビ・防カビ作業を行なってもらいましょう。

リフォーム業者や壁紙業者が対処できない場合は、当社ではカビ取りのみも行っているため、一度ご相談ください。

そして何よりも、このような状況にならないように、壁紙にカビが発生しているのを発見したら、
なるべく早期に市販のカビ取り剤やアルコールで対処するようにしましょう。

3-2.ボード壁

多くの場合ボード壁にはケイカルボード(石膏ボード)が使われていると思います。
ケイカルボードは水に弱い建材です。よって何度も濡れた雑巾などで拭いていると、建材を傷めてしまう可能性があります。

そこで、カビ取り剤やアルコールでカビを除去する場合には、拭くのではなく吹きかけるか、
カビ取り剤を含ませたキッチンペーパーなどを湿布の様に貼り付け、除去する事をおススメします。
カビは石膏部分が大好物ですので、早期の除去を行うようにしましょう。

また除去を行った後には十分な換気を行い、水分を飛ばすようにしましょう。
水分はカビの栄養源となりますので十分な換気を行いましょう。
業者を含め、多くの方々がここの乾燥を怠る事で、カビを生やしてしまいます。

 

石膏ボード関連ですと
「石膏ボードの裏側にカビがある可能性があるのでしょうか?}
といった質問をいただきます。こちらの答えとしては
「裏側に発生している可能性は十分にあります}
ということです。

しかし裏側に発生しているカビが表面に出てくるかというと漏水以外により発生したカビであれば、ほぼ表面に出てくることはありません。
その理由として、石膏ボードの場合は、9.5mm~25mmの厚みがあり、基本的に石膏部分は水が無く酸素が無い状態になります。
つまり石膏自体はカビの栄養素になりますが、成長に必要な酸素と水が不足しているため、突き抜けて表面に出てくる可能性は低くなります。

心配であればボードも取り除いて確認してみても良いと思いますが、余計な費用も掛かるため、
どの程度までやればいいか判断が難しい場合は、一度当社にご相談ください。

3-3.ペンキ塗りの壁

ペンキ表面のカビに関しましては、発生初期のカビであれば市販のカビ取り剤をキッチンペーパーで湿布する事で簡単に取れることが多いです。
しかしペンキは市販のカビ取り剤のアルカリ成分に弱く、場合によっては傷めてしまい、剥がれてしまう可能性があります。

一方で剥がれてしまう事を恐れて放置してしまっても、ペンキ部分が劣化してしまい、結果としてペンキが剥がれてしまいます。
目立たない所で一度カビ取りを行ってみて、問題なければ全体的なカビ取りを行なってみて下さい。

カビ取り業者に依頼するレベルは壁紙と同じくペンキが浮いていたり
塗装面の裏にカビが生えていると判断できる場合は業者に依頼する事をおススメします。

塗装の場合の最悪のケースは、カビを適切に処理せずに上から塗りつぶしてしまう事です。
カビはペンキで塗りつぶした程度では死滅しません。むしろ見えないところで繁殖を続け、最悪の場合躯体まで浸食します。
過去の例ではカビの上に塗装を繰り返したことで、ペンキを剥がしてもカビが繁殖しており、まるでミルフィーユのようになっている現場もありました

こうなってしまうといくら表面から除カビ作業、防カビ作業を行なったところでその効果は低く、
根本的に対処する為には一度塗料を溶かすか、削るかが必要となります。費用は高額となります。
上から覆うだけではカビは死滅しません。カビがある場合は、塗装をする前にしっかりとカビ取りをしてから塗装を行なってください。

カビの上からペンキで塗りつぶしても、除去できるどころか悪化する可能性があります。
根本的にカビ除去をしておくことが何よりも近道です。

3-4.珪藻土

珪藻土は湿度を調整しカビを生えにくくするための建材として、壁やバスマットなど様々な用途で使用されています。
一方で湿度を吸収する特性から、条件が揃うと非常にカビが生えやすい環境が揃ってしまいます。壁などに使用する場合、
珪藻土はボードの上から塗装する形となり、その厚さは1mm程度となります。

過度な湿度や結露が多発する付近にあると、珪藻土が持つ調整能力では賄えなくなり、
湿度や結露をすべて珪藻土が吸い込んでしまい、常に湿った状態になり、カビが生えやすい環境が整い発生します。

また珪藻土は種類によっては中性の珪藻土を使用されている可能性があります。
中性の珪藻土はアルカリ性の珪藻土に比べカビが発生しやすいデメリットがあります。
よってリフォームなどで珪藻土を使用する際には使う環境や珪藻土の種類に注意が必要であり、
可能であればアルカリ性の珪藻土を使用するようにしましょう。

珪藻土は湿気が逃げにくい素材の為、リフォーム等で使用する際は要注意。

珪藻土にカビが発生してしまった場合、珪藻土上のカビは除去が非常に難しいです。
これは珪藻土に厚みに応じ、カビが根を深く生やしやすい事が原因にあります。

よって市販のカビ取り剤では、除去が非常に難しいです。
さらに除カビ剤を塗布すると土なので水に弱く剥がれてしまいます。
よって珪藻土にカビが発生した場合には珪藻土を一度剥がし、再度珪藻土を塗りなおすというケースもあります。
または時間をかけて薬剤を浸透させ、カビを除去する必要があります。

珪藻土のカビ取りは、慣れている我々でも毎回緊張する素材です。スプレーのカビ取り剤で行なっても
、一部のみ白くなるなどシミが残ってしまいます。刷毛で行なってもシミが残ってしまうのと珪藻土が剥がれてしまいます。

個人でやるには難しいので、少しでも不安な場合は業者に一度ご相談ください。

3-5.コンクリート壁

コンクリートは基本的にアルカリ性でカビが生えづらいとされております。
しかし年数がたつとコンクリートのアルカリ性とする水酸化カルシウムが空気中の二酸化炭素と反応し、炭酸カルシウムになります。

表面が炭酸カルシウムとなりますと、アルカリ性であった表面は中性に寄ってしまい、カビが生えやすい状態となってしまいます。

またコンクリートは非常に吸湿性が高く、熱伝導率が良いことから、結露してしまうケースが多いです。

実際にコンクリート面における漏水水害被害を想定した実験では、
長期間床下のコンクリート面が濡れてしまいと元の含水量に戻るのに、床下などの場合約2ヶ月かかることが判明しており、
その間にアスペルギウス症の原因ともなるアスペルギウス属などの発生が確認されております。

よってコンクリート壁にカビを発生させないようにするためには、十分な換気を行なう必要があり、
その対策を怠ると、常に壁面が濡れているような状態となり、カビなどが発生しやすい環境が整ってしまう事があります。

コンクリート面に対してカビが発生した場合は、部屋内であれば

1.キッチンペーパーに市販のカビ取り剤を湿らせ
2.湿布をして30分ほど放置し
3.水吹きを念入りに行なう

という手順で、簡単なカビであれば除去が可能です。なお除去後はしっかりと換気をして下さい。
これがコンクリート面に発生したカビには一番重要なポイントです。

また除去後は小まめな換気や除湿器の設置をすることで湿度を逃がすようにしましょう。
これでもカビが発生する場合には業者にお願いするようにしましょう。

3-6.外壁

壁紙のカビは、ただカビ取り剤を塗布するだけでは効かない事があります。
これは外に面している事でカビの他に「油汚れ」「酸化汚れ」などが薬剤の浸透を防いでしまう事にあります。
つまりカビの除去を行なうためにはこれらの汚れを完璧に落とした後に、薬剤を使用する必要があります。
よって一般の方々が行う際には一度高圧洗浄機などで汚れを可能な限り除去してからカビ取り剤を塗布するようにしてください。

外側は非常に難しいのと近隣の方に汚水が行なってしまうとトラブルの原因にもなります。
少しでも不安な方は作業に慣れている業者に相談するようにしましょう。

4.壁のカビを除去する際の注意点

今回は壁面の50㎝×50㎝程度にカビが表面的に生えている想定でお話させて頂きます。

カビを除去する場合、カビが生えた周辺にはまだ見えないレベルのカビの胞子が沢山ついています
よって、カビ取りをする場合は、最低でも周囲1m×1m、可能であれば部屋全体のカビを除去する必要があります。

特にカビが表面的に発生している状況で空調などを回している家は、空調が胞子の拡散を促進し部屋全体に胞子が舞っている可能性が高いです
そのため、目視できるカビがある場合は一刻も早く対処する必要があります。

万が一部屋中にカビが広がっているかどうか気になる場合は、
カビの胞子が部屋に広がっているのかチェックする事が出来ますので、心配であれば専門会社にチェックを依頼する事をおススメします。

そして除去後は様々な所で書いていますが、湿度管理を徹底してください。

5.壁にカビを生やさないためのカビ対策

様々なケースを元にそれぞれの対処法についてお話させて頂きました。
次は「・まだカビが生えていない方」「・カビの除去が出来た方」は特殊な防カビ剤はなかなか手に入りません。
防カビを用いず今後どのような環境づくりが大切なのかついてお話させて頂きます。

まずは湿度の管理です。カビの発生が促進される条件として

温度
湿度
エサとなるホコリ
人が作った汚れ

など、様々なものがありますが、その中で最も気を付けなければならないのが湿度です。
人は汗を掻いていないようでも全身から少しずつ水分を蒸発させています。

つまり、室内の換気が不十分だと湿度は溜まってしまい、壁面は湿っぽくなり温度差がある場合は結露を発生させてしまう可能性があります。

特に寝具などは要注意で十分な乾燥をさせずに押し入れなどに戻してしまうと、
寝具が吸った汗などが空気の流れが無い押し入れ内で揮発して高湿度にしてしまいます。

そうなるとカビにとって押し入れが最高の住みかとなってしまいます。
よって特殊な防カビ剤を用いずにお客様ご自身でカビを生やさないよう対策するためには、
除湿器エアコンを用いて湿度を下げる工夫が非常に重要であると言えます。

具体的には湿度が常に60%以下になるように湿度管理が出来ることが理想的です

また結露が起こるところはこまめに拭くといった水分対策として
・空気が停留しないように押し入れなどは可能な限り開放し
・扇風機を回すといった風流対策
・ホコリや汚れがたまらないように掃除を徹底するといった栄養対策
などが有効です。

どれも完璧に行うのは非常に難しいですが、出来る範囲で複合的に行うだけでカビ発生の可能性は激減します。

何度も言いますがカビは発生させない事よりも発生した後放置しないことが非常に重要です。
カビ菌が目視できる状態というのは、「すでに胞子を飛ばして拡散しようとしている状態」を表します。
繁殖が進んでしまうとお客様ご自身の手では対処不可能になってしまいますし、業者の施工費用も上がっていきます。

面倒くさがらず甘く見たりせずに、壁にカビが生えているのを見つけたらすぐに対処するようにしましょう。

カビを発見したら、放置せず湿度対策や除去など胞子が拡散される前に早く対策する事が大事

6.業者に依頼する場合のポイント

最適な業者の選び方のポイント、依頼するタイミングについて当社なりにお調べしました。是非参考にしてみて下さい。

(1)カビが部屋中に転移している場合

カビが部屋中に発生してしまっている場合・確実にカビの胞子が部屋全体についていますこの場合、
少しでもカビにとって良い環境を作ってしまうと再発する可能性があり、部屋全体に対してカビの除去をしなければ、
自分で除去してもまた再発してしまうリスクが高くなります。

調査の段階でカビ菌数検査によって目視出来ない部分にカビがない事を確認されている場合を除き、
お部屋全体のカビをしっかりと除去してくれる業者にお願いする事をおススメします。

(2)壁紙や塗料の奥までカビが浸食していた時

この場合はお客様で解決する事はほぼ不可能なので、きちんとカビの知識を持った業者に依頼するしかありません。
この時一般の塗装業者やクロス業者に依頼すると大抵の場合、カビの生えたクロスを剥がすだけ剥がして、抗菌されたクロスを貼るのみとなります。

塗装の場合はただ上から塗装される業者もいます。
しかし奥までカビが発生している場合、この方法では確実に数年後に早ければ数か月後に再発します。
長期的に考えると何度も業者にお願いするよりも、一度しっかりと施工をした方がお財布にも優しいかと思います。
しっかりと発生原因のカビまで除去してくれる業者にお願いするようにしてください。

(3)一度除去したけど再発した場合

市販のカビ取り剤で除去したつもりなのに数日で再発した場合、
新しく生えたのではなく、元々いたカビをきちんと除去出来ていない可能性が高いです。
また中途半端なカビ取りは、カビに対して耐性を与えるだけになってしまい、更に除去しにくいカビを発生させてしまう可能性にもなりかねません。

そうなってしまうと市販のカビ取り剤では完全除去がどんどん難しくなってしまう場合があります。
よって数日間で再発してしまった場合は必ず業者に依頼する事をおススメします。

 

{業者に依頼した方が良い場合}
①カビが部屋中に発生
②カビが壁の奥まで浸食
③カビの再発を繰り返す

※「リフォーム後の再発が意外に多い理由」

一般的なリフォーム会社や清掃業者は、カビを単なる汚れの一種程度にしか捉えておりません。
カビは生物であり、その特徴は様々です。よって専門業者でもない限り「カビ」に関する知識は乏しく、
カビの完全除去をするのは大変難しいのが現実です。

壁紙リフォームしたのに1年も経たないうちにまたカビが生えてきた。
ハウスクリーニング会社に依頼して壁を掃除してもらったけどカビがすぐに生えてきた。

などといった依頼が当社には多く寄せられる理由になります。
リフォーム会社の中にはリフォームの時に、ペンキや壁紙でカビを上から隠そうとしたり、
お客様が使っているものと全く同じような一般的な市販のカビ取り剤で一時的に簡単にカビを取ろうとする業者もあります。

それらの業者はカビ対策において「菌を残す」ことの怖さを理解していないのです。
カビ菌は少しでも残すと、残ったカビから菌糸を伸ばし、早い時期に表に出てくるようになります。

そのうえ薬剤の度重なる塗布は建材を傷めてしまうため、
最悪の場合、再度リフォームのやり直しが必要となり費用も余計にかかってしまいます。

カビの発生をしたのをきっかけにリフォームをお考えの場合は、
カビ取りを専門にしている業者に相談して、適切なアドバイスをもらう事をおススメします。

7.まとめ

一般家庭で簡単に除去できるカビは、小さい内のカビに限ります。
よってカビを甘く見て部屋のいたるところにカビが発生した頃には既に一般家庭で対処できる範囲を超えている場合が多く、
専門業者に依頼した方が、結果的にお財布に優しく済む場合がほとんどです。

そして何よりもまずはカビを生やさないような環境を作ることが重要となります。
まずは家の中を掃除でもしながら、家具裏の壁などカビが生えやすい箇所の点検を行ない、
発生が軽度である場合は市販のカビ取り剤で除去してみましょう。

そしてそれでも再発する場合には業者にお願いするようにしましょう。
なにかカビ除去方法やカビ対策について、わからない場合はお気軽にお問い合わせください。